杖を持つこと9月21日読了時間: 1分更新日:7 日前杖を持つことに、まだ気持ちの折り合いがついていない方もいるでしょう。年を取ったと認めるようで気が進まない。その感覚は、否定するものではありません。ただ、視点を一つ変えてみる手もあります。杖は「弱った人の道具」ではなく、行動範囲を広げる装備だという見方です。眼鏡をかけると遠くが見える。杖を持つと、遠くまで歩ける。それだけのことだと考えると、気持ちが少し軽くなります。そのうえで、選ぶ楽しみがあります。木の質感、金属の色、握りの形。持ち手が手のひらになじむかどうかは、実際に握って数歩歩いてみないと分かりません。色は、コートや靴と系統をそろえると、道具ではなく持ち物の一つに見えてきます。折りたためるものなら、喫茶店の椅子の脇に立てておく必要もありません。